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タイムパフォーマンス時代におけるショートムービーマーケティングのポイント解説

昨今「タイパ」という言葉を耳したことはありませんか?

タイパとはタイムパフォーマンスの略で、かけた時間に対する効果=時間対効果のことを指します。その風潮から映像業界ではテンポの速い展開で制作される映像やCMも増えてきています。それは映像業界だけに留まらず音楽業界ではイントロ無しの楽曲が増加するなど、さまざまな業界に大きな影響を与えています。タイパは特にZ世代で重視されており、動画を1.5倍速または、2倍速で視聴するなど時間を短縮して多くの情報を得るといった傾向が散見されています。

今回はタイパ時代におけるショートムービーマーケティングについてのポイントを解説します。

YouTubeの仕組みを理解する

YouTubeの仕組みで、視聴者が長く滞在されてる動画(長く再生されている動画)やコメント・いいね!が多くなると、たくさんの視聴者におすすめという形で掲載されやすくなるという特徴があります。 AI が自動に関連した動画を視聴しているユーザーに対しおすすめとして掲載します。つまり、たくさんのファンを獲得したり認知してもらえるチャンスがあるということを意味しています。

ショートムービーとは?

まず初めにショートムービーとは何か?というところですが、「YouTube Shorts」を例にすると最大60秒で制作された動画のことを指します。

ポイントは動画の冒頭3秒間にあると言われています。そのため、動画冒頭で視聴者の心を掴む必要があります。 最初の3秒間で視聴者の心を掴むにはどのようにすれば良いか?と頭を悩ませている方も多いと思います。映像テクニックとタイトルテクニック、動画内の構成テクニックをご紹介します。

映像テクニック

映像テクニックとテロップで表現力を高めることで信憑性を作ることができます。

映像だけでは伝わらない部分をテロップで補足し、これから何が始まるのか?どのような展開が結末が待っているのか?という期待感や疑問など、気になる・気にさせる演出を取り入れるところがポイントです。

映像だけだと「この後どのような展開になるのか?」イメージしづらい部分もあると思います。そこでテロップと映像を組み合わせて信憑性を持たせることによって今後の展開が気になると思わせるというテクニックとなります。

通常のYouTube 動画があれば結構長い時間、滞在させなくてはならないのですが、ショートムービーであれば数秒滞在してもらえるだけも、視聴者のおすすめに掲載される可能性が高まります。このようなちょっとしたテクニックだけでも最初の3秒間で視聴者の心を掴むチャンスを得ることができるでしょう。

タイトルテクニック

タイトルテクニックは視聴者維持率を目指すためにとても重要な項目となります。

テクニックの1つとして冒頭からその商品を紹介するのではなく、登場を少し遅らせたりすることで滞在時間や視聴者の興味を維持することもできるでしょう。

例えば「これを使うだけで1日3時間短縮できました。」というタイトルの動画あった場合、ユーザーは心の中で「えっそんな商品あるの?」「何を使うんだろう?」と疑問に思うでしょう。まさにこれが今後の展開が気になるタイトルと言えます。

タイトルテクニックでもう1つだけご紹介します。
例えば「最後のテクニックが凄い」というタイトルがあったとします。

ある商品の使い勝手やテクニックを3つほど紹介する動画で、1つ目、2つ目は「なるほど!」と思わせるようなテクニックを紹介します。そして最後の3つ目にその商品のポテンシャルを最大限に発揮したテクニックを紹介します。

結果、最後まで視聴してもらえる仕掛けを作ることできます。ショートムービーは尺が短いためすぐ終わってしまいます。そのため躊躇なく「もう1回視聴しよう」と見返す行動になるのも特徴の1つと言えるでしょう。

構成テクニック

最後に動画の構成テクニックをご紹介します。 このテクニックはビジネス動画やレクチャー動画でよく使われる手法です。

短縮方法3位・短縮方法2位と順番に紹介していき、「最後の1位はコメントで教えます!」のようにとコメントに誘導する手法です。なぜコメントに誘導するのか。その意図は2つあり、1つ目はコメントに誘導することでその間ずっと動画内に滞在させるというテクニック。もう1つは「最初に結末を伝える」というテクニックです。

この手法は結末(オチ)を最初に見せることによって最後まで見てもらえる可能性を倍増させるという意図があります。あえて結末を先に伝えて、どのように結末までのストーリーを展開していくのか。という視聴者の心理を逆手にとったテクニックです。ジャンルによって先に結末を伝えることができなかったりする可能性ありますので無理に採用する必要はありませんので参考にしていただけると幸いです。

注意点

ショートムービーを視聴する方と通常の動画を視聴する方とではターゲット層や伝え方も異なります。そもそもショートムービーと通常の動画は全くの別物として考えておいた方が良いでしょう。ショートムービーと通常の動画両方を制作されている方は、コンセプト(商品やサービス)は必ず統一しておくことをお勧めします。

その理由を例として挙げると、例えば「便利」というコンセプトのチャンネルだと仮定して、視聴者はその「便利」を視聴して情報を得たいのに、おすすめに「料理」の動画が掲載されても視聴してくれないという「ミスマッチ」が生じてしまう可能性があるからです。

また、視聴者は両方を視聴する可能性があるのでショートムービでも通常の動画でもコンセプトは必ず統一しておくと良いでしょう。

まとめ

「タイムパフォーマンス」が重視され、映像業界のみならず音楽業界やさまざまな業界に大きな影響を与えています。

映像業界もその時代にあった制作が求められ、構成やテクニックを駆使して視聴者の心を掴む必要があります。そのため経験豊富なプロの制作者に依頼し貴社の商品やサービスを多くの方に認知してもらうのが最善の方法と言えるでしょう。

ショートムービーは縦の画角が多くみられますが、決して縦である必要はありません。しかしYouTube shortsやTiktokは縦が採用されております。これはスマートフォンの画面を横にする必要がなく画面いっぱいに視聴できるといった、まさにタイムパフォーマンスと言っても過言ではありません。映像テクニックやタイトルテクニックで視聴者の興味を惹きつけ、貴社の商品やサービスの優位性を見出していきましょう。

そしてショートムービーと通常の動画は全くの別物と考えていただき、それぞれのプロモーションを行うのですが、ネタやコンセプトは必ず統一して行うと良いでしょう。

時代に合わせたプロモーションでライバル企業との差をつけられるチャンスがきっと目の前にあるでしょう。

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タイムパフォーマンス時代におけるショートムービーマーケティングのポイント解説

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