VIDEOBRIDGE編集部
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2022年11月に公開されたChatGPTで劇的に進化した生成AI技術を活用し、各企業とも主に業務系の新規サービスのリリースで賑わった昨年の生成AIブーム。
画像・動画ジャンルにおいても欧米企業を中心に多くの生成AIのツールが誕生しました。そして今年はいよいよGoogleなどビッグテックの本格参戦で競争が激化しそうな予感です。
映像クリエイターの方々は、今までのワークフローが激変する元年になるかもしれません。現時点では動画生成AI技術はまだまだ商用利用のレベルではないと思っている方が多いと思いますが、生成AIツールの機能充実とAdobeなどプロ向けの編集ツールとの連携で広告、エンタメ分野でAIクリエイティブの利用が進みそうです。
尚、生成AIはクリエイターの競合相手ではありません。上手に取り込んで効率的な映像制作のワークフローとクリエイティビティ向上やプレゼン力に磨きをかける良い機会と捉えるのが正解かと思います。
また、企業や個人の方も手軽に映像・画像生成技術を活用して、新たなビジネスを広げるチャンスになりそうですね。
動画や画像の生成AIツールはそれぞれ特徴があり、提供する機能やサービスに違いがあります。
また、別途ChatGPTを使用してスクリプトを作成するなどで、より効果的な利用が可能です。
➀プロンプトやブログ記事などのURLからストックビデオを結合して生成する。
➁テキストから画像、アニメーション、アバターを生成する。
③画像を動画に変換する。
④シーンに合わせた音楽やナレーション、字幕を生成をする。
VIDEO BRIDGEが注目しているサービスを6つご紹介します。
➀Lumiere
https://lumiere-video.github.io/
Googleが2024年1月に発表した、テキストと画像からビデオを生成するサービス。ビデオの一部を別の映像に置き換える事や画像の一部だけを動かす機能もあります。
フレーム同士のつながりが自然で違和感の少ない動画を生成することが可能です。
➁MagicVideo-V2
https://magicvideov2.github.io/
ByteDanceが開発したテキストから高品質でリアルな動画を生成するサービスです。
このAIは技術の組み合わせでテキストから画像へ、そして動画へというプロセスを経てビジュアルの精度を上げています。
③PIKA Labs
画像を元にした動画生成の精度に優れ、より自然で違和感の少ない動画やアニメーションを生成することができます。オリジナルのデータやアスペクト比を保持したまま動画に変換することができます。
④PixVerse
高いフレームレートで高品質のビデオを生成し滑らかで自然な動きを作りだすことができ、4Kなどの高解像度にアップスケールする機能も備えています。
また、アップロードされた他のクリエイターの作品を再利用することができます。
⑤PICTORY
テキスト、画像、ブログからビデオにするなど、多様な素材からビデオに変換できます。また長尺動画を短尺動画に変換できる機能も備えています。
文字起こし機能もあり、自動的に動画にキャプションを付けることができます。
⑥Invideo
任意のトピックを入力するとスクリプト、シーン、ナレーションが生成され、動画が合成されます。広告やプロモーションビデオなどをもとにしたジャンル別の5,000以上の動画テンプレートも提供されています。